【C】大船高校の目指すもの

大船高校の目指すもの

大船高校は、創立当時から「地域文化に根ざすとともに、国際社会に通用する人間を創る」ことを目指していました。
学校行事も講演会も、色々な学習も勉強も、それがモットーでした。

「地域文化」というと狭く考えがちですが、違います。
国際観光都市である鎌倉の地域文化を通して、鎌倉が世界文化遺産登録を目指すように、世界にも通用する人間を創ろうというのが狙いでした。
そのバランスを忘れないでください。 世界の古都である鎌倉にあって、「大船高校はその看板であり玄関なのだから、他の高校にはないモデル校を造ろう」という意気込みがありました。
県の予算を少し多くもらえたのは、そこが大きかったと思います。
そして、文部省の意向も利用しながら、神奈川県下の状況も考えて、学校とPTAが団結して動きました。
大船高校はまさに理想の学校だと思います。

そして、PTAの活動自体もとてもユニークでした。
今は、時代が変わっているから難しいかもしれませんが、その伝統は忘れないでください。
成人委員会や環境整備委員会は、生徒と一緒に積極的に活動していましたし、広報委員会はPTA広報紙コンクールの常連になるような立派な広報紙「青船」を作ってきました。

くり返しになりますが、ぜひ伝えたいのは、「PTAと生徒と先生が造った学校」だということです。

実は、学校や生徒会の予算は、ある程度、傾斜配分しました。
どの部活動、どの施設、どの活動に重点的に配分したらいいかを、PTAの行事や活動も含めて考えました。アイディアは色々出ましたが、学校が活性化するには何が必要かという観点から決めました。
それは、植栽であり、ある部活動だったり、舞台装置だったりさまざまです。

教育施設は県の予算ですが、決められた以上のお金はありませんでした。
PTAと生徒が一緒に活動できる内容を考えて、PTAの正式な活動として出していただきました。
決して、学校の色々な施設に出してくださいと言ったのではなくて、むしろモノよりも精神面で、「PTAの活動として、生徒と一緒にやってください」とお願いしました。
それが見事に実現して、「ふれあい活動」としてPTAと生徒・先生が一緒に活動することが当たり前になっていたのが、この学校です。

私たちが目指していたのはそういう所にありました。
親とともに、生徒がのびのびとやる学校になったのが本当に嬉しかったですね。

ですから、創立から35年経った今、当時の熱意や目指したもの、積み上げてきた伝統など「大船高校の魂」を、先生方にも生徒にも、PTAにも、ぜひお伝えしたかったのです。

大船高校は「生徒が自らを鍛える学校」です。
そして、自らを遊びながら鍛える、遊びの学校でもあります。
楽しく明るい学校で、恵まれた施設、恵まれた環境があって、そして人の輪があります。
地域からも周りからも信頼されている学校ですから、それを、ぜひ伸ばしてください。

これほど魂の入った学校はありません。
国・県・市が認め、地域から信頼された学校で、先生方とPTAと生徒が作り上げた学校なのです。

私にとっては、楽しい思い出が色々ある素晴らしい学校でした。まだまだ語り切れないほどです。
こんな良い学校のことを関係者でも知らなすぎると昨今感じていましたので、ぜひ新旧の関係各位や多くの方に読んでいただいて、受け継いで、伝え残していってもらえれば嬉しいです。

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